種を蒔く人



こんぼパン イ・チョルファン著

嬉しく楽しい春休み

どんなにもがいても、春休みですから、
こっから2週間、みぃ~んなお休みです。
オットだけは真面目に仕事に行くのですけど、
こどもたちはお休みですから、天国ですね。
愛の真剣一本勝負に負けたわたしとしては、
意地でもオットに留守番を頼みたくないので、
どこに行くにも4人のお供を従えることになる。

とにかく目の回るような雑用を、
一つづつ片付けていくざんす。
わすれちゃいけないおちびのランドセルがまだでした。
長女の入学準備もまだでしたね。
とにかくお札が羽根をはやして飛んでいきますよ。
ああさようなら、諭吉くん。
友だち連れて、戻っておいで。

それはそうと、日が長くなって、白鳥も帰ってしまって、
昨日は黄砂が飛んで、
すっかり春ではありませんか。
嬉しいですね。
長い冬、やっと乗り越えましたよ。

気分も晴れやかにっとぉ。

「こんぼパン」イ・チョルファン著という本を読んだ。
この本、いただいたのですけどね、いただかなければ絶対読まなかったでしょう。
なぜかというと、詩でもない、散文でもない、随筆でもない、不思議な文体で、
そういうのはあまり好きじゃないから。

詩を読んでいるような気分になるけれども、
短いセンテンスをつなげて、簡素なお話が次から次へと語られていく。
ちょっと意地悪な見方をすれば、
一杯のかけそば的話を寄せ集めた本です。
ですけど、事実、
広い中国では、赤貧の暮らしが当たり前に存在するのだから、
切なくなります。
貧しさに心がすさみきってしまう人もいる中で、
歯を食いしばって何かを信じ、生きている人のお話。
何かっていうのは、極限でも相手を思いやることができる人間の愛とか、
自己犠牲の愛を体現できてしまう一瞬のきらめきとか。

著者はあまりの過労のために、長いこと鬱病に苦しんだ。
3年ぶりに自分の娘の足を洗ってあげた時、
涙があふれて止まらない。
そして誓ったのだそうだ。
「世にまれな戦士の鋼鉄のような気持ちで暮らしていこう」と心に決め、
自分自身に希望を与えたくて、
それまでやめていた執筆活動を始めたそうです。
著者の貧しい生い立ちの中でどのように生きてきたか、
その真実の物語は、苦労して生きていく世の中の人々の手を、
温かく握ってあげられると信じて、書いているそうです。

不覚にも、車の中で読んでいて泣いてしまった。

冷めた人は、お涙ちょうだいの話だと言うかも知れない。
しかし、一度読んでもらえばわかるけれども、
ちっとも甘くないから。どこを探しても、鼻につく甘えがないから。

言葉には力があると、常々思っているけれども、
この本を読んでやはりその確信を深めた。
メールやブログで言葉を綴る時に、
本気で伝えたいと思うことは、きっと伝わる。
そこには、技術なんて必要なくて、気持ちだけがある。
心を込めて送ってくれたメールや手紙に、しらけてしまうなら、
悲しいことだね。
悲しいことだ。
だからって、声をかけることをやめてしまうのは、
それはもっと悲しいことだと思う。

この本を読んで、間違いなく勇気をもらった。
自分に今できることをしないでどうする。
先送りしていたら、人生が終わってしまう。
こうしちゃいられない。
そうだそうだ。
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by aikannsya | 2010-03-22 21:51 | こんな本を読んでます
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4人の子どもたちと殿と暮らすクリスチャンです。庄内平野のはじっこから、日々の生活をレポートします。
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