種を蒔く人



残されたものができること

産婦人科の読み聞かせに行った。
個人開業医で、隣町で開業して37年ほど建つという病院ですが、
わたしの娘たちは、みんなそこで取り上げてもらった。
看護婦長さんがとても元気な方で、
お産の腕も抜群。いきむタイミングが絶妙なので、
それだけでずいぶんお産が楽になった気がする。
ここで読み聞かせを始めるときにも、いろんな意味でお世話になった。
口がまわらず、すぐに観念的なことを話してしまうわたしと対照的な、
頭の回転が速く、さばけた感じが大好きだった。
読み聞かせの日程調整をするときは、
だいたいその人を通して連絡を取り合っていた。
その人が、今年に入ってから具合が悪くなって休んでいると聞いていた。
入院したという話を聞いたが、だいぶ長くかかっているので、
大事をとって療養しているのだと思っていた。

読み聞かせが終わってから、院長先生の奥さんが来て、
その方がつい数日前になくなったということを教えてくれた。
いつ会えるかと、楽しみに待っていたので心底びっくりした。
病院の方も、いつ戻ってきてもいいように、
籍を抜かずに待っていたので、驚いているとのこと。
お産が入ったときに対処できる最小限の人を残して、
病院を休診にしてみんなでお通夜と葬儀に行ってきたばかりだという。

院長先生の奥さんは、看護婦長の穴を埋めるために、
24時間態勢で自分がお産に立ち会ってきたけれども、
婦長さんが戻るまでと思えばこそがんばれたと、
だからとてもショックだということだった。

わたしがこの病院を評価しているのは、
看護師さんが長く居着くというところだ。
院長はじめ、院長夫人も素敵な方で、
お産をして入院している約7日間というあいだ、
気分良く過ごせるのは、
誰に声をかけてもみんなはつらつと働いているからだろう。
社風というか、病院の中で働いている人たちの雰囲気が、
とてもいいのです。

しばらく話をした。
頼れる中堅どころの助産婦さんが早く見つかるといいですね。
亡くなった方の死を無駄にしないように、
今私たちが若い人にできることって、なんでしょうか・・・・・。
そんな話をして帰ってきた。

大事な人を失う悲しみは計り知れない。
そういうときは、どっぷり自分を甘やかし、
悲しみに沈んでいいと思う。
だけど、一人一人その期間は違うだろうけれど、喪が明けたら、
生きていくことを考えた方がいい。
亡くなった方のためにも、生きている時間を大事にしなければならない。
次の世で逢えるたときに、恥ずかしくないように、
しっかり生きていかなくてはならないと思う。

うまくしゃべれないなんて、言ってられない。
看護婦長さんと同じようにはできないけれども、
面影を思い出し、精一杯自分にできる範囲で表現していこうと思う。
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by aikannsya | 2010-05-29 04:50 | キリスト者として
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4人の子どもたちと殿と暮らすクリスチャンです。庄内平野のはじっこから、日々の生活をレポートします。
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